初雪から、初春

先週、種田にも雪が降った。
暦の上でも大寒にあたる日だった。
種田は海に面した集落なので風が強く、雪が舞ってしまって積もらないらしい。3日間に渡って時にはらはらと、時にもさもさと降り続いたが、集落の中には雪は残らなかった。伊美から種田に抜ける山道に多少積もった程度だ。
まさか九州に雪が降るなんて考えもしなかった雪国脳の私は、スタッドレスを一式新潟に置いてきている。買ったほうがいいだろうか今年は買わずにすむだろうかと毎年悩んでいるが、今のところ大雪に見舞われたことはない。山手はだいぶ積もるようだが、国道に近い海側なら今後もなんとかなりそうだ。

今日は旧正月。
来週には立春だ。
新潟に住んでいた頃は、立春なんて一年でいちばん寒い時期だし「どこが春だ」と思っていた。しかし、昨日あたりから急に空気があたたかく、やわらかくなった。鳥のさえずりもにぎやかだし、そういえば日もだいぶ長くなってきている。家の玄関を掃いていてふと顔をあげると、集落のあちこちに花が咲き始めているのが見えた。春だ。
立春のひとつ前の節気が大寒なのは、まるで「夜明け前がいちばん暗い」という格言のようだと思う。極限まで煮詰まった寒さがほろっとほどける瞬間が、春の始まり、すなわち立春なのかもしれないなあと考える。

ここしばらくの間、あまりの寒さにこたつとほぼ一体化していたが、ようやく独立できそうだ。
明けましておめでとうございます。